ロスアンゼルスで日本人の離婚事件を多く扱っているというコーエン弁護士が、日本がハーグ条約に加盟したことについて、ポジティブなイメージを持っていると言っていた。
理由は、日本がハーグ条約に加盟するまで、日本人女性は子を連れて日本に帰るというイメージが強く、離婚時に日本人の母は子の監護権を得ることが難しかったが、ハーグ条約加盟により、日本人の母が子を連れて子の父に無断で日本に帰ってしまうという危険がないと説明することにより、監護権が認められやすくなったから、とのこと。
条約加盟以前は、裁判官に、日本人母が子を連れて日本に行ってしまうことはない、と説得するのがむつかしく、監護権をもらえそうにないと思った母が子を連れて裁判中に日本に帰ってしまった事案もあったらしい。
同弁護士によれば、離婚後もよほどの事情(家庭内暴力、経済的困窮等)がない限り、米国にとどまることが多いとのことで、日本人女性は、離婚したら実家(日本)に帰るというイメージは事実ではないらしい。
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